正しいクリーニングの出し方!仕上がりに失敗しないためのコツ

リネット引き取り前の連絡

クリーニングの出し方は正しくできていますか?

私の母はクリーニング店に勤めていますが、毎日ビックリしてしまう商品の受付も数多くあると聞いています。

クリーニングの出し方のコツがわかっていれば、受付でビックリされるようなことはありませんし、仕上がりに失敗されることもありません。

しかし、意外とここのポイントをわかっている人が少なくて、知らずにクリーニングを利用して失敗した!という結果になっている人が多くいるんですね。

この記事では、初めてクリーニングを使う人も、長く使っている人も仕上がりに失敗しない、クリーニングで恥をかかない、ポイントを紹介したいと思います。

私の母は気づけもう11年勤務していて、今までに同じクリーニング店で何度か表彰され、ホテルディナーや、旅行をプレゼントされるくらい貢献しています。

そんな母親から学んだクリーニングの出し方のコツをこの記事で紹介したいと思います。

クリーニングの出し方が間違うと仕上がりが残念なことに・・

クリーニングの出し方で不注意

クリーニング屋さんはなんでも洗ってくれるだろうと思わないほうがいいです。

こちらが黙っていても細かい部分にも気を配り、丁寧に汚れを落としてくれる場合とそうでないケースとあり、それぞれなので、ついついやってくれるだろうと過信もあり、甘えてしまいがちですが、本当はそう思うのはよくありません。特に、クリーニングではよくあるNG商品から紹介します。

どうやってクリーニングに出したらいいかも案内するので参考にしてください。

クリーニングやさんが困る商品

  • がたくさんついている商品
  • ペットの毛がたくさんついた衣類
  • 汚れがついたままの下着

上の3つは代表的なNG商品です。

特に、下着については、出来れば一度洗濯して、それでも落ちない汚れがある商品を預かるのであればいいのだけど、まったく洗わずに、そのまま持参される方も案外と多いそうです。

汚れた下着をそのまま持参された人もいて、自分で持っていくのが恥ずかしくないのか…というところにも疑問を感じているというのが現場の声なのです。

ペットの毛や埃の事前準備

ペットの毛がついて洋服

毛が抜けるタイプのペットを飼っている人はペットの毛に毎日悩まされますね。

洗濯をするたびに洗濯機にも毛がたくさんこびりつくので、こまめにペットの毛はケアするのはもちろん、洗濯する前やクリーニングに出す前にもペットの毛をとっておきましょう。

衣類からペットの毛をとる方法
コロコロクリーナーでペットの毛や埃を取り除きます。
それからクリーニングに出しましょう。

我が家では、猫も犬も飼っているので、コロコロは家中に3個あります。黒い服についたら、コロコロ・・。

カーペットの毛をコロコロ・・、洗濯やクリーニングに出す前にコロコロ・・大活躍です。

100円均一にもコロコロは売っていますが、壊れやすいし、幅が小さくホルダーのロール数も少ないので、かえって無駄が多く割高です。それよりは業務用のしっかりしたコロコロを買っておくほうがお得です。スペアのコロコロはスーパーでも売っているものが代用できるので便利で長く使えます。

クリーニングを出すときに注意しておきたいポイント

リナビス シミ抜き

クリーニングの受付時に、しっかり情報を伝えるのがポイントです。

そのまま出してしまうと、気がまわらないバイト生さんが担当者だと、通常のクリーニングで受け付けてしまい、落としたかった汚れが落ちないまま、返却されてしまい、トラブルのもとになります。

私の母は、受付時に汚れをしっかり確認してあげて、必要であれば、ディープクレンジングなどをおすすめしたりするのですが、これは受けた担当者によっては放置されてしまうんですね。

仕上がってからトラブルにならないためにも注意しておきたいことは次の5つのポイントが重要です。

  1. 襟元の汚れや袖口、落ちにくいシミ
  2. 汗やにおいをとりたい
  3. 折り目をつけてほしいなど
  4. ブランド品や特殊素材
  5. ほつれやほころび直し

以上の5つのポイントで希望がある場合は、聞かれなくても、自分からクリーニングの担当者に伝えておきましょう。

クリーニングでベテラン担当者がついてくれるか、また新人が担当になるのかによって対応が変わってしまうことがないためにも事前に管理をしっかりやるのが失敗しないコツですよ。

襟元の汚れや、落ちにくいシミ

襟元の汚れや、落ちにくいシミなど、クリーニングする前にしっかり情報を伝えるのも大切です。

衣類の汚れ部分に押しピンなどでメモをつけておき、どんな汚れでどんな風に落としてキレイにしてほしいかというのも洋服ごとに表示しておけるようにしておくとわかりやすいです。

宅配クリーニングも汚れやシミ部分を伝えるのは同じ方法で行いますので、覚えておくといいですよ。

汗やニオイは落ちにくい

汗やにおい

通常のクリーニングで出すのではなく、特に独特なニオイが衣服についてとりたいとか、汗をたくさんかいてしまったので丸洗いしたいという場合は、ウェットクリーニングの扱いでクリーニングをしたほうがいい場合があります。

ウェット加工を選ぶと、ドライクリーニングだけでは落とし切れない水溶性汚れを独自の手法で落とせるので、ニオイや汗がしみついた衣料のクリーニングにはもってこいなんです。

しかし、ほとんどの人が注文しないので、あまり注目されていない洗浄方法ですが、ニオイの元、汗じみの予防には積極的に使いたいクリーニング方法です。

ニオイの失敗談
以前に主人がメルカリで購入したダウンジャケットが物凄い男臭で困ったことがありました。

メルカリなどのフリマアプリでの購入は、ニオイまでわからないのが欠点ですよね。
 
ということで、このときは母のクリーニング店ではなく、別のクリーニング店へ出してみました。
 
ダウンジャケットなので、少し値が張りましたが、男臭いダウンジャケットを着るより…と考え、クリーニングに出してみました。
 
一週間ほどで返却されましたが…男性の香りはなかなか手強いようで・・・ある程度の汚れは落ちましたが、ニオイが頑固すぎて、やはり微かに臭いは消えませんでした。

通常のドライクリーニングでは、水を使わないので、ニオイの根本から洗っていません。

しかし、状況をきちんと伝えればウェットクリーニングが必要かも、とお知らせをもらえたのに、何も言わずにクリーニングに出してしまったので、結局後悔することになりました。

ワイシャツなのかダウンなのか、によっては値段が変わりますが、一般的なダウンのウェットクリーニング料金の目安は1点1000円前後かかります。

また、リネットでは、オプションでウェット加工のほかに、ニオイ対策として「抗菌・消臭・防臭」加工があります。

においを発生する細菌の増殖を防ぐし汗やタバコのニオイなどの元をとるのでメルカリやオークション、フリマなど他人から譲ってもらった衣類に活用するのにいいですね。

参考記事
リネットは1点ずつから安くて丁寧対応してくれるので安心Q
 
クリーニングのリネット実践レビュー

折り目をつけてほしい

スーツや学校や職場で使う制服は、折り目がしっかりついてパリッとした見た目にしておきたいものです。

だけど、これもできればここをしっかり折り目つけてアイロンがけしてほしい、という要望をつけ足しておくと希望通りになります。

間違って違う部分が変な折り目をつけられてしまったら、それこそ使いようがないので、こだわりがある人こそ、ちゃんと先に伝えておきましょう。

ブランド品や特殊素材

「クリーニングやさんは専門分野なんだからだいたいわかるだろう」という考えで何も言わずにまかせっきりにしないようにしましょう。

ブランドものは最近は幅広くなっているので、洗濯方法や扱いもとても細かい気配りが必要になっている衣類もあります。

大事な高級服であればこそ、素材の特徴やどんな風合いにしてほしいか、について伝えておきましょう。

ほつれやほころび直し

季節の変わり目などシーズン時にはクリーニング業界はとても混むので、普段みてもわかるほつれもつい見逃してしまいます。

ついでにほころび直しをしてほしい時は、受付時に先に伝えておきましょうね。

クリーニング業界ではこんな苦労話もある

クリーニング出す前

クリーニング業界ではそんなに大した苦労はないだろうと思われがちですが、実際に現場で働いている人は結構意外な苦労をしています。

仕上がりで失敗されたのでは?!」と思う前に、まずどんな苦労があるのかを知って、なるべくクリーニング業界で働いている人が苦労しないで的確にキレイにしてくれる配慮をするという気持ちも大事ですね。

衣類の修繕

クリーニング以外の業務ではないかと思われがちな補正ですが、意外と、ほつれや、ボタンがとれている品物も、店員さんの粋なサービスで、綺麗に手縫いしてくれたり、ボタンをとりつけてくれたりします。

なんだか心暖まる話ですが、これはクリーニングの担当者さんの気持ちである場合がほとんどなのです。当たり前と思っている人もいるのかもしれないですが、担当者さんの気持ち次第の行為でもあるので、こういうサービスを受けた時は、しっかりお礼を伝えたいものですね。

クリーニング業界では、このような裁縫が得意なスタッフが多いのも事実です。

ほころび直しができない商品も

クリーニングの出し方

先ほどお話した、ほつれやボタンをつけてくれるサービスですが、これを悪用しているのか、ボロボロの衣類をクリーニングに出すといった不届きものも意外といるのです。

こういったものまで受け付けてしまうと、通常の業務に支障をきたしてしまうため、すぐに修繕できないものは事前にお断りするか、クリーニングの仕上がり時に「ほころびが治せなかった」とメモをつけるようになっています。

また、あまりにも汚れすぎているものも同様で、クリーニングでもやはり限界があるため、汚れがひどい場合は、事前にわかれば、オプションを勧めるか、もしかしたら、汚れが完全に落ちない可能性があることを伝えたりなどの配慮があります。

クリーニングした商品を取りにこない(店頭)

これは、町のクリーニング屋さんの話ですが、せっかくクリーニングに出したのに、保管期限を過ぎてもなかなか取りに来ない。お客様に電話して、依頼しても、やっぱり取りに来ない。

数ヶ月保管、長いものでは一年保管する商品もあったりするので、このような商品は、店内を圧迫し、クリーニング業者としても手を焼いてしまいます。

保管専用のクリーニングサービスもあるのでその場合は利用するとよいでしょう。

町のクリーニング屋さんの中には、保管料を別途追加料金がかかるケースもあるので、忙しい人は、保管付きクリーニングや宅配クリーニングを検討しましょう。